
フェデリコ社の農場では、いたるところに放し飼いの山羊を見ることができます。
生物多様性が目指すものは、あらゆる生き物が共栄共存する環境づくりです。そのための時間はあまり残されていません。
なにしろ現代は、恐竜絶滅以来の第6の大絶滅時代にあると言われています。しかも、近年の1年間に約4万種と言われる絶滅のスピードは、恐竜時代の絶滅速度よりはるかに速く、カタストロフィへのカウントダウンはすでに始まっているのです。
先日のCOP10で、アフメド・ジョグラフ国連生物多様性条約事務局長は、その危機感を踏まえて、次のように述べました。「これから数百万年の多様性がどうなるかは、今後数十年に人類という一つの種が取る行動によって決まる」と。
ところで、フェデリコ社の農場では、何百もの山羊が放し飼いにされています。オーガニックの作物を育てるために、除草剤などを使わずに山羊たちに下草を食べさせているからです。また、池には鴨を放して害虫の駆除をしてもらってもいます。これこそ、生物多様性の実践と言えるでしょう。
そこでは「人類という一つの種」も、対応が求められます。高温多湿の気候であるにも拘らず、そこで働いている人たちは長袖のシャツに長ズボンが基本です。蚊などの虫に刺されないように気を遣っているのです。なにしろ殺虫剤は使えませんし、かゆみ止めの軟膏などもご法度だからです。
そうして丁寧に丁寧につくられるマテ茶は、他のマテ茶とは比べられないほど安全でおいしいことは疑う余地もないでしょう。だから、僕はフェデリコ・マテを自信を持ってお勧めしているのです。
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