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パラグアイ産オーガニックマテ茶の魅力を一人でも多くの人に伝えたい。そして日本中にマテ茶を広めたい。そう、私はマテ茶の伝道師です。
成長の限界
『成長の限界―ローマ・クラブ「人類の危機」レポート』 ドネラ・H・メドウズ (著), 大来佐武郎 (翻訳) ダイヤモンド社

先月、名古屋でCOP10「生物多様性条約第10回締約国会議」が開催されました。南米からマテ茶を輸入している者としては、南北問題をはじめ、地球環境の保全といったことにはとても関心があります。この夏日本列島を襲った猛暑は、地球の温暖化と深く関係していると思われますしね。この地球はどうなっちゃうのか、と。

そんな危機意識が芽生えたのは、けっこう昔です。今から38年前に、衝撃的な本が出版されました。『成長の限界―ローマ・クラブ「人類の危機」レポート』が、それ。人間は幾何学級数的に増加するだけだけど、食料は算術級数的にしか増加しないので、人口の増加や環境汚染がこのまま続けば、100年で人類の営みは限界に達するだろうという内容でした。

「成長の限界」というフレーズも新鮮で、大学生だった僕には忘れられない一冊です。水俣病をはじめとする公害が社会問題となっていた時期でもありました。地球環境を考えることは、同時に食の安全ともリンクしてきます。ヒ素ミルク事件に端を発したM社不買運動とか、当時はいろいろと戦わないといけないことがたくさんありましたね。

でも、問題意識を持つことは、実はそれほどたいしたことではないのです。いかにして問題意識を持続させるか、これがむずかしい。そのへんが僕の永遠のテーマでもあります。

ということで、生物多様性について、これから思っていることを書いてみたいと思います。
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