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パラグアイ産オーガニックマテ茶の魅力を一人でも多くの人に伝えたい。そして日本中にマテ茶を広めたい。そう、私はマテ茶の伝道師です。
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「ポパイ」とか「ホットドッグプレス」という若者雑誌が台頭していた1980年代、某夕刊紙で「1000円デート」という記事を何本か書いたことがあります。渋谷ならハチ公のところで午後1時に待ち合わせ。極力お金をかけないで5~6時間遊び、できれば食事もしちゃう。デート代は男が払うという建前なので、2人分合わせて「1000円」ですませるとなると、いくら物価がちがうといっても、かなりの難問でした。

お金をかけずに遊ぶというのは、関西出身の鬼デスクの発案で、口癖は「もっと安くならんのか」。さらに「ケチはええことや。でも貧乏臭いのはあかんで」とも。しかたないので、東京下町散歩なんて称して、今でいう「谷根千(谷中・根津・千駄木)」のあたりをぶらぶら歩くデートを提唱したりしたこともありました。「散歩はええな。金はかからんし、健康にもええ」。考えてみれば、ぶいぶん先取りした企画でした。

ところで、当時、お金がなくても遊べる一番のエリアはどこだったと思いますか? 意外なことに「銀座」でした。たくさんあるデパートは「無料のアミューズメントパーク」といってよく、デパ地下での試食、屋上の探索などは絶好のデートコースで、林立するショールームではいろんなことが体験できたり、おみやげがもらえたり。とにかく当時の銀座は1日中、お金を使う暇もないほど遊べたのです。

僕のお勧めは、某トイレメーカーのショールームに設けられていた最新のお尻洗浄トイレ。あの時代、東京で一番落ち着く場所は、たぶんあそこだったでしょう。

さて時代は流れ、先行き不安な現在こそ「1000円デート」が必要かも。ふとそんなことを思い出したのも、最近、ちょっといい場所を見つけたからです。東京駅に隣接する新丸ビル。この7階フロアが、僕のお勧め。ぐるりとテラスに囲まれているのですが、これからの季節、遠く東京湾から吹いてくるであろう風は疲れた体に気持ちいいのです。もちろん無料。テーブルや椅子もあるから仕事だってできます。

冒頭の写真は、先日同フロアの「MUS MUS」で会食した後、夜景に誘われてテラスに出たときに撮影したものです。やっぱり、東京は素敵です。













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